ニートの僕が出会い系で女の子と会ってぼったくられた話

ニートになって早1週間。

出会い系で会った子に華麗にというかThe・テンプレな流れでぼったくりバーに連れて行かれました。

今まで出会い系(マッチングアプリ)で何人かと会ってそれなりに楽しく飲んだりしてきたので正直調子に乗ってました。

 

 

ニートになり暇を持て余した僕は池袋のジュンク堂書店でひたすら雑誌や本を読んでいました。夕方になり、そろそろ帰ろうかと思い駅まで向かいました。

信号待ちの間、アプリを開くと今日会えないかという天使のような女の子がそこにはいたのです。

今日始めてメッセージをやり取りした仕事も趣味も何も知らない女の子(以下、ボッタクリ子 略してクリ子)でした。

しかし、以前にメッセージを始めた次の日に会った子(以下、よし子)がいました。よし子は何回か飲みに行って結局友達として仲良くなったのですが、その前例があるので調子に乗った僕は快諾したのです。

 

場所は新宿。

 

新宿に向かう電車内で僕は少しだけビビっていました。

よし子はちょい地味だけどノリの良い子でメッセージを1日である程度やり取りしていたけどクリ子はほぼノーメッセージ。しかもギャル。

・・・怖いお兄さんとか出てこないよね・・・

「新宿 ぼったくり 居酒屋」「新宿 ぼったくり バー」などで検索してアウトな店名を調べ、もしそれらの店に入ろうとしたら拒否するイメトレをしていました。

 

新宿到着。

現金がなくなってもギリ許せるくらいの額しか入っていないことを確認。

 

 クリ子に到着連絡をいれると、ピカデリーあたりにいるとのこと。

・・・偶然にも歌舞伎町方面だな。

しかし、ここまできたら行ってみたい。ぼったくられてみたい。クリ子に抜いてもらいたい。(財布の中身を)

 

ピカデリー前にてクリ子と合流。クリ子は写真の通りちょいギャルで、ちょっと可愛いかったです。

 

そして自然な流れで信号を渡り歌舞伎町方面へ。

区役所を通り過ぎ、ビビリながらぎこちない会話をしていると、急に立ち止まるクリ子。

 

クリ子「あ、バーとかどう?」

 

もうこれ確定じゃないっすか?

いきなりバー行かないでしょ?まだ19時半ころだよ?

 

僕「いやーお腹減ってるからなー」

クリ子「私あんまり減ってないんだよねー。それにバーでもフードあるじゃん。」

 

場所も外れにあるわけじゃないし、何かあってもなんとかなるか?

やばそうなら早めに帰れば大丈夫か?

ネタになるし行ってみるか?釣られてみるか?

ぼったくられたことない人とぼったくられたことある人、どっちが経験豊富だ?

 

僕「じゃあ行こっかー」

 

人生、経験が大事です。

 

店内は、青い光の輝くちょいチャラ目のバーで、客は男1人と、カップル1組。

男1人いるから大丈夫か?それともサクラか?(サクラがいるのかは知らんけど)

カウンターの一番奥に通され、逃げるのが大変そうだと思い少しあせる僕。

 

とりあえずのビールを頼む僕とレッドブルウォッカを頼むクリ子。

確認もせずいきなりレッドブルウォッカ?てかどの店でも確実にあるものなのレッドブルウォッカって?

もう全てに対して怪しく感じる僕。モーニングの時間帯にモーニングセットじゃなくてサンドイッチを注文した客にまで疑問を持つコナン君くらい疑ってました。

 

ドリンクとメニューが運ばれてくる。

クリ子「適当につまみ頼むねー」

完璧にマウントを取られているぜ。

 

クリ子「ビーフジャーキーとハムの盛り合わせで」

メニューを確認するとどちらも1400円くらい。

高えよ!ハム盛り合わせは盛り合わせ具合によってはまあいいよ!ディプント(Di PUNT)のやつとか好きだし!ビーフジャーキーにその値段はおかしいよ!

と心の中で激昂し他のメニューを確認。

ビールやカクテルは割りと普通のお値段。レッドブルウォッカは、、、1300円?これだけ少し高いね。なんで?

 

レッドブルウォッカを速攻で飲み干したクリ子は何かドリンクを注文。

僕「何頼んだの?」

クリ子「オペレータ。ワインのカクテルだよ。」

僕「ふーん。」

 

僕はこの時、オペレータがいくらするかを確認してなかったのです。。

 

その後、しょっぼいビーフジャーキーとしょっぼいハムの盛り合わせが運ばれてきて、普通に会話を楽しんでおりました。クリ子はドリンクを何杯も頼んでいました。

ぼったくりではないかということも半ば忘れていた頃、近くのカップルが会計をしだしました。

カップル男「持ち合わせがないんですけど・・・」

 

...!?!?

きたー!!ぼったくり確定!?!?

具体的にいくらかは分かりませんが、男の手持ちの現金では足りないようです。

僕は耳を極限まですませて状況を伺いました。

 

カップル女「じゃあ私がカードで払うよ」

 

...!?女が払ってくれるのか?じゃあ本当に普通のカップルで僕みたいに出会い系であって連れてこられたわけじゃないのか??

 

店員 「申し訳ありません。JCBは使えないんですよ。」

 

なるほどー!払う素振りを見せるがJCBは使えないから仕方なく払えないという作戦かー!!

 

その後、男の方がコンビニにお金をおろしに行きましたが、結局足りなかったのか何なのか、カードで支払って帰っていきました。

女は男と帰らず店に残って堂々とカウンターで化粧していました。。。

 

 

ぼったくりが確定したので僕はどう帰ろうかを考えました。

いくらなのか分からないと普通に会計するのか、逃げるのか、戦うのかの判断ができないため会計の旨を店員に伝えました。

クリ子はトイレに行きました。帰ってこなかったらどうしよう。。。

伝票とクリ子を待つ間、ふと携帯でアプリを開きました。

 

クリ子、退会しとる!!!

 

そして伝票が到着。

 

お会計、なんと、

 

27,700円!!

 

びっみょー!!

いや、高いよ?

おれ、酒3杯しか飲んでないし、フードはビーフジャーキーとハム盛り合わせだけだし。

でもぼったくりと言うには安い気がする。

 

内訳はだいたい

僕のドリンク 3杯 約2,200円

クリ子のドリンク 9杯(レッドブルウォッカ1杯,オペレータ8杯) 約14,000円

フード 約2,800円

チャージ 3,500円(男性2,000円、女性1,500円)

小計 約22,500円

これに消費税8%とサービス料15%で

計 27,700円

となりました。

 

いや、、、クリ子高いやつ飲み過ぎじゃね?

 

しかし、税別であること、チャージ料、サービス料はメニューの最後に小さめに記載してあったし実際に飲み食いしているので逃げられないだろうなと。

ただ、クリ子が飲みすぎただけなのです。

 

どう支払うか。。。

思ったより全然安かったので普通に全部出してもいいと少し思ったのですが、やはり癪なのでトイレから戻ってきたクリ子に割り勘を提示してみる。

 

僕「・・・割り勘でもいい?」

クリ子「いつもカードで払うから現金持ってないんだよねー。あ、カードって使えますか?」

店員「使えるんですけど、JCBが使えないんですよー」

クリ子「あー、私JCBだ。ごめん、払ってもらっていい?」

 

あれ、見たことあるよこの流れ。

しかも聞いてもないのに、JCB使えないって店員言ってきたよ。

 

僕「じゃあ僕の分は置いとくからあとはコンビニで卸すなりしてどうにか払っておいて!じゃあね!」

とか

僕「じゃあ卸してきたら?待ってるし。」

 

なんて言えず、(店員怖いし)

 早く帰りたいのと3万くらいなら払っていいかという思考になっていたので、結局文句も言わず全額払ってしまいました。(ほんとにビビり)

 

クリ子「ごめんね。絶対返すから。次いつ空いてる?金曜日は?」

僕「空いてるよ」

クリ子「じゃあ金曜日ね!」

僕「(どうせもう会わないだろうよ)はあ」

クリ子「え、やだ?振込でもいいよ?」

僕「(もうめんどくさくなってきたな。どうせ振り込まないでしょ)じゃあ金曜日ね」

クリ子「うん、仕事終わったら連絡するね!」

 

前のカップルとは違い、クリ子も一緒に退店し駅まで向かいました。

クリ子「あ、私ちょっと寄るとこあるからここで!また連絡するね!バイバイ!」

 

店へ戻ったか次の獲物のところへ行ったのでしょう。

僕は少しでも気分を紛らわせようとバッティングセンターへ行って帰りましたとさ。

 

 

ということで、決戦は金曜日です!!!

(99.999999%連絡なしの不戦敗ですが、、、)

LINEは交換してますが、電話番号や本名などは知らないので打つ手なしです。

 

以上、ニートになって1週間でプチぼったくりに遭った話でした!!

 

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↓↓後日談↓↓

 

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ぼくは愛を証明しようと思う。 (幻冬舎文庫)

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